ブログトップ
方言セラピー
おはようございます。平井です。

毎年、年末が近づくと「今年はいつ帰ってくると?」と、地元の友人からメールが送られてくるようになります。

地元を離れて約10年経って、方言で話すことは少なくなってしまいましたが、やはり昔からの友人と話すときは、何かのスイッチが切り替わるように地元の言葉が自然に出てきます。
私の地元は北九州市の小倉で、たまに「博多弁でしゃべってみて」と言われるのですが、北九州と博多とでは言葉がかなり違います。北九州弁を説明するとしたら、リリー・フランキーの『東京タワー』で話されていた言葉がかなり近いです・・・といってもピンと来る人は少ないのかもしれません。映画『サッド・ヴァケイション』では、私でも聞き取れないくらい高度な北九州弁が使われていました。特徴は①末尾に「っちゃ」や「ち」を多用する。②なにげない日常会話が、小競り合いのように聞こえる。といったところでしょうか。

「あんた、この間もっとはよ帰るっちゆったやん」
 (あなた、この間はもっと早く帰るって言ったじゃない)
「はー? そんなんうちゆっとらんよ」
 (え? そんなことわたし言ってないよ)
「ゆったっちゃ」
 (言ったよ)
「なんなん、ゆっとらんっちゃ。ほんとにゆっとらんけね」
 (言ってないよ。本当に言ってないよ)

※若い人だと、このあとはだいたい「なんなん、そーとーむかつくけね」(超ムカツク)となります。(たとえそんなにむかついていなくても)

こうして文字にしてみると、東京の言葉というのは本当に上品ですね。とにかくやかましい言葉なので、久しぶりに地元に帰ると道を歩く人たちの会話が耳にうるさいと感じることもあるのですが、ぶっきらぼうだけどあったかさがあって、聞いても話しても癒されます。
言葉もイントネーションも、たぶん博多よりも山口のほうに近いのではないでしょうか。今度ためしに山口出身の藤江さんと方言で会話してみたいと思います。

ちなみに、わたしがいちばん好きな北九州弁は「そしたらね」。人とさよならするときに使う、「それじゃあ、またね」という挨拶なのですが、この素っ気なさがシャイな気質を表しているようでかわいらしく、この言葉を聞くと気持ちがふっと緩んでしまいます。方言が面白いのは、その土地の文化や性質に強く結びついているから。そのうち、いろいろな場所の言葉を調べたいです。
[PR]
by fit_business | 2008-12-11 08:59 | 今日の編集部