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休日の映画鑑賞
やっと暖かくなってきたと思いきや、寒い北風が吹く今日この頃。近所の梅の木のつぼみは膨らみ始めています。はやく春がきてほしい、寒がりな渡辺です。

先週末、久しぶりに映画を観に行ってきました。『マンマ・ミーア』です。全世界170都市以上で上演され、空前の大ヒットを記録した同名ミュージカルを映画化。ギリシャの小島を舞台に、20歳の花嫁ソフィの結婚式前日から当日までの物語が、ABBAの大ヒットナンバーに乗せてつづられています。監督は舞台版の演出を手掛けたフィリダ・ロイド。主人公ソフィの母を名女優メリル・ストリープが演じています。

両親の影響で、幼少の頃からABBAに慣れ親しんできた私にとって、この映画はまさにABBAのベスト盤といった感じで、次々に歌われる曲は、ストーリーをよりおもしろいものに仕上げてくれています。

驚くのは、ストーリーとそれぞれの曲の歌詞が何の違和感もなくピタッとマッチし、ミュージカルとなっているところです。ストーリーが先にあって、歌が作られていたのならばわかりますが、ABBAの曲が先にあって、その歌にストーリーを沿わせているのですからミラクルです。しかも、1曲や2曲ではなく往年の名曲が次々とです。私はこの映画よりも先にABBAの曲を知っていたというのもありますが、映画やミュージカルを先に観た人たちよりも、この驚きは大きいものだと思います。

この驚きの原因は、脚本家の想像力にあるでしょう。エーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーの母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)、彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは、内緒でドナの日記を読み、父親の可能性のある昔の恋人3人に招待状を出す。父親候補が3人もいるという時点で突拍子もないストーリーかもしれませんが、物語の中で不自然さはありません。この物語の中のちょっと強引なノリに従えば、本当に楽しめると思います。メリル・ストリープの60歳間近とは思えないアクロバティックなダンスにも注目です。まだ観てない方は、ぜひ一度ご覧になってください!
by fit_business | 2009-02-17 18:38