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フィットネス業界におけるしまむらやユニクロの登場は?
 みなさん、こんにちは。編集長の古屋です。

 今週月曜日の日経MJに、編集委員の井本省吾さんが渥美俊一氏が亡くなられたことについて、一文を寄せていました。渥美氏といえば、流通業界の理論派のコンサルタントとして業界の発展に大きく寄与された方で流通業界では知らない人はいないほど有名な方です。イオンやヨーカドー、ダイエーなどの創業者が渥美氏に学び、事業を成長させました。私も若いころからその著書を読んで学ばせていただいていました。アメリカのチェーンストアに学んだ同氏のその理論はロジカルで矛盾がないものように思い感嘆するとともに、その多くがフィットネスビジネスにも取り入れることができるのではないかと思い、前身の『クラブマネジメント』などでもよく取り上げさせていただいていました。

 同氏は、多くの方に好影響を与えましたが、その理論の隙のなさやスパルタ型の教育姿勢などから、一部の方からは、反発もありました。日経MJには、「(彼は)アメリカ絶対で日本の経営との違いを分かっていない」と批判する経営者の発言が載っていました。私のお付き合いしている経営者のなかでも批判的に渥美氏のことを語る経営者が何人かいます。同紙のなかでは、しまむらやコメリが台頭してきたときに渥美氏は、「店舗面積が小さく大型店がくればやられてしまう」と冷ややかだった、と記されています。渥美氏は、食料品スーパーも衣料品売り場などを充実させた大型スーパーを目指すことを主張していたのです。しかし、実際には、その後しまむらやコメリは発展、大型スーパーを出店した食品スーパーは業績を落とした、と記事は続いています。ただ、渥美氏はずっと硬直的な考えをしておらず、研究した上でいいものはいいとして、その考え方をいい意味で改めることもあったといいます。

 日本のフィットネス業界でも、渥美氏のような存在が必要ではないかと思うとともに、真剣に独自の戦略、ビジネスモデルを構築しようと日々学び、実際に独自の業態で出店を目指すプレイヤーが増えてきてほしいと思いました。業態は、ひとつだけではないはずです。いつかフィットネス業界にも中小・ベンチャーからスタートし、しまむらやユニクロのようになる企業をつくる経営者が出てきてほしいものです。

 最後に、渥美俊一氏のご冥福をお祈りいたします。
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by fit_business | 2010-07-29 11:26 | 今日の編集部