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慎重さとスピード
久しぶりに母校の大学へ行き、無性にまた入学したくなっています、
編集部/デジタルコンテンツ開発部の奥浜です。

先日、ソフトバンクの孫正義さんとジャーナリスト・田原総一郎さんの
対談を聞く機会がありました。
その中で「デジタル教科書(電子教科書)」の普及について、
興味深いことが聞けました。 それは、各国の導入計画についてです。

事例として挙げられていたのが、まず韓国。
韓国は、来年2011年から全小中学校の英・国・数の
授業に関して電子教科書を導入するそうです。
更に、その2年後には生徒1人1台のタブレット導入を目指すとか。
またフランスでは、2013年には生徒に対し、
パソコン1人1台を達成する計画を立てているそうです。

では日本は、というと、
なんと2020年に生徒に1人1台を
普及させる計画だそうです。
私の率直な感想としては、遅いのでは、と思いました。

デジタル教科書の導入について賛否がありることは理解できます。
けれど、時代の流れに合わせて教育現場も柔軟に動くことは
大切なのではないか、とも強く思うのです。

教育は、そもそも道具に「何を使うか」ではなく、
「何を得るか」が重要なのだと思います。
色々な課題もあるとは思うのですが、もう少し迅速に
対応できないのか疑問を感じざるを得ませんでした。

どの分野においても、新しい試みをする時
必ず乗り越えなくてはいけないことが出て来ると思います。
けれど、あまりゆっくり吟味しすぎるのもどうなのか、
と感じてしまいました。

教育現場におけるデジタルメディア導入の難しさを感じると共に
物事を始める時の「慎重さ」と「スピード感」、
その2つのバランスは
とても難しいと考えされられる話でした。
by fit_business | 2010-12-08 08:00 | 取材日記