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ファンクショナルトレーニングの可能性
娘の最近の口ぐせは「じぶんでぇー」。自分で何でもやろうとします。「みてて」「やってー」と移行して、手伝おうとすると「じぶんでぇー」に戻ります。その自主性は大切にしたいものです。岩井です。

3月に米国視察ツアーを企画しつつ、現在NEXTの次号に向けてファンクショナルトレーニングの記事をまとめています。「ファンクショナルトレーニング」というワードは、数年前から視察先でもよく耳にしていた言葉でした。言葉自体は「機能的なトレーニング」という意味なので、分かった気でいましたが、実はこれがなかなか奥が深い。トレーナーさんたちにとっては当然の範疇に入ることなのかもしれませんが、フィットネスビジネス的に言うと、新たな大きなマーケットができる可能性を持つものです。

というのも、これまでフィットネスとして提供してきたものが、筋力トレーニングや有酸素運動によるボディメイクや代謝のアップとすれば、ファンクショナルトレーニングは「姿勢」や「動き」を改善するもの。姿勢や動きを改善することで、疲れずらい、故障しずらい身体になるだけでなく、筋肉のつき方も変わり、内臓の位置も変わり、体型や体調の改善までできるというものです。筋肉がついたり、脂肪を燃焼する効果を実感するには数ヶ月を要しますが、動きの改善は関節へのアプローチや、ちょっとした意識の持ち方で、より早い効果が期待できます。これはフィットネスの継続に大きく寄与します。

そして何より、ファンクショナルトレーニングは、人それぞれ違う体格や生活習慣に合わせて、その人の姿勢や動きのクセを改善するエクササイズを提供していくもの。内容は個々違うものとなるためパーソナルトレーニングの環境が最適で、その価値も伝えやすくなります。つまりパーソナルトレーニングの価値も市場性も大きく高めることができるわけです。

数年前から米国視察ツアーに行くたびにジムの「ファンクショナルエリア」が拡大し、シットアップではなくプローンでの腹筋エクササイズをする人が増え、パーソナルトレーニングやスモールグループのプログラムが増え。そのたびに耳にしたファンクショナルトレーニング。今回の取材でファンクショナルトレーニングがクラブのオペレーションやレイアウト、商品までも変えていくのかがようやく理解できました。

米国のブームを数年遅れで追う状況はなくなりつつあると思っていましたが、このファンクショナルトレーニングは、ヨガ以来の大きな波をつくれる可能性を秘めています。米国のフィットネス参加人口が15%を超えているのは、もちろん保険制度などの外的要因もありますが、同じくらい内部での改革が進められているからなのだと改めて感じます。今年のツアーでもまた、新たな気づきを得てきたいと思います。
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by fit_business | 2012-02-08 23:23 | 今日の編集部