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トレンドを採り入れる難しさ
娘がスポーツ幼児園に入園。まだ毎朝お迎えのバスに乗るたび大泣きしていますが、泣きながらも毎日制服を着てくれるので、そこそこ気に入っているのかも。少し大変そうな毎日ですが、心から応援してます岩井です。

ここ数年の米国と日本のフィットネストレンドを見ていて、なかなか難しいなと思うことがあります。米国のピラティスブームのあたりからそれが始まっているのですが、今のファンクショナルトレーニングブームも気を付けないと、と感じます。

何かというと、日本のフィットネスクラブにピラティスが根付いていない一つの理由に、米国がピラティスブームに湧いていたとき、日本の業界がそのトレンドを採り入れようと、形先行で、その“動き”を教えてしまったことがあると思います。日本に指導者がまだ育っていなかった当時、トレンドを捉えるために指導者を量産しようと、プレコリオに近い形でマットピラティスが多くのクラブで導入されました。ですが、その教えるインストラクターも含め、お客様とピラティスの考え方までは共有しきれなかったことから、スタジオプログラムとしては「地味な動きのエクササイズ」としか認識されず、思うように集客が進まず、そのうちに本数が減ってしまったという経緯がありました。

今米国でブームのファンクショナルトレーニングも、形だけ見ると、「強度が高そう」と認識されてその良さに触れることなく、参加する人がなかなか増えないということになりかねません。この誤解は米国人の中でもあるようです。ファンクショナルトレーニングの本質を理解しているトレーナーが提供すれば、とても高い価値のあるエクササイズになり、定着も売り上げも伸びますが、提供スタイルやエクササイズの形だけを真似て提供してしまうと、誤解や怪我に繋がり市場を萎めてしまうことに繋がります。

ピラティスもファンクショナルトレーニングも、きちんと価値を理解し、その価値を顧客とコミュニケーションできることで、大きな市場に成長していく可能性があるのは米国や世界の市場を見れば明らか。どちらも、本来真面目で知的レベルが高い日本人にとって、その良さは理解されるはず。提供者であるトレーナーやインストラクターはもちろん、経営に携わる方々にも、導入が本格化する前に、まずその本質的な価値に触れていただき、適切な提供方法で成長のチャンスを活かしていただきたいと心から思います。
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by fit_business | 2012-04-12 19:39 | 今日の編集部