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「稼ぐ力」と「徳」を比例させる
ある友人のフェイスブックで話題になっていたので、今日はこれについて書いてみます。岩井です。

会社をしていると、どうしても「生産性」が課題になり、「稼ぐ力」をいかに高めるかに目が行きがち。往々にして、それを優先するがあまりに、心をなくしたり、塞いでしまうことにも迫られる昨今です。

アメリカでは特に、それがあまり問題視されていないというか、そういう裏側もあって、成功っていうのはそのうえに成り立つもの、という何となくあきらめるような印象も受けて、そのスタンスに疑問を感じます。というのも、封切されたばかりの映画「スティーブ・ジョブズ」も、以前話題になったフェイスブックのマーク・ザッカーバーグを描いた「ソーシャルネットワーク」も、企業価値を高めるために裏切りとか不義理とかが渦巻く、そういう印象が残る映画。

一方、日本で近年経営者として尊敬されている人の本には「徳」を大切にすることが描かれている気がします。お世話になった人や、仲間を大事にしたり、直接的にはお金にならないことや、見えないところでいいことをすることの大切さが成功を支えるという考え方。

日本に育ったからかもしれないですが、その成功のしかたとして、「徳」があるほうが美しいし、そうありたいと感じます。おそらく米国の成功者だって、「徳」があるから大きな成功を収められているはずと思うのですが。スティーブ・ジョブズだって、あれだけ顧客視点やユーザビリティ、世界をいい方向に変えることにこだわって、すぐにお金にならないことで大切と思うことを信じて投資を続けてカタチにした。そのカッコ良さを描いて貰いたかった。

「徳」は表に出ないし、お金にもならない。でもだからこそ美しいし、カッコいいし、そういう経営者や会社が生み出す商品が人を惹きつける。それでももちろん「稼ぐ力」は今の世の中で生きていくうえでとても大切で、稼ぐための戦略や表現力を備えることも大切。両方を比例させて伸ばしていきたいものです。
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by fit_business | 2013-11-04 03:00 | 今日の編集部