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起業家たれ-社員面談総括
 こんにちは。編集長の古屋です。

 「自分が得意で、情熱を傾けられるビジネスで、世の中に無性に貢献したい。なんで、こんなサービスが世の中にないんだろう。絶対に必要じゃないか。それなら俺が、やってやる」。
 
 ビジネスをやるなら、こんなマインドで取り組みたい。僕は常々そう思ってやってきました。その姿勢は、今も変わりません。というよりも、ますます強くなってきています。
 
 こういうマインドを自分の中でもっともっと醸成し、いいビジネスアイディアを見つけ、それを事業化していこうと思っていたら、先日一冊の本が目に留まりました。
 
 『スタートアップ列伝』(日経BP社刊)。
 
 サブタイトルに「ニッポンの明日を拓く30人」と記してありました。ページを開くと、多くのニュービジネスの旗手たちに交じって、当フィットネス業界からFiNCの溝口君が登場していました。スマホを活用したダイエットサポートを個人・法人に提供して、ぐんぐんと業績を伸ばしていますね。
 
 本書を読むと、リアルなビジネスの中にこそイノベーションのチャンスがあることがわかります。
 
 では、どうすれば、新しい技術や自身の強みを活かしてイノベーションを起こすことができるのか?ヒントになりそうな件りが先の書籍の巻頭にありました。
 
 「巻頭特別インタビュー」として、サイバーエージェントの藤田さんのインタビューが載っていて、インタビュアーに「(投資家でもある)藤田さんは、投資時にどこを見ているのですか?」と訊かれていました。この問いに、同氏は、次のように答えています。

 「まず、経営者。僕が好きなタイプの経営者は志が高い人です。でかいことを考えていて、でかいことを言う。しかし、やっている事業は堅実で、現実と理想とのギャップを埋めようとしている人です。(中略)たたかれたくないからと現実的なことを言っている事業家は、そもそも伸びる可能性を感じられません。でかいことを言いながら、けど実は堅実的なことをやっていて、いつか、なんとか理想に追いつこうとしている人は大きな可能性を秘めていると思います。自分の中での理想と現実のギャップを歯ぎしりしながら埋めようとしている起業家こそ、可能性があるんです。夢は大きくないよりは大きい方がいい。声を上げないより、上げたほうがいい。起業家なんですから」。

 当社は、4月が決算月なので、直近の半期の仕事ぶりの振り返りや今後の仕事の進め方、求める成果、待遇などを決める社員面談を、全社員に対して、つい最近まで行っていました。社員といえども、今日的な環境の中では、藤田さんがいうような起業家マインドを、ぜひもってほしいと思います。
 
 やはり当社のような会社でも、成果を残す人材とそうでない人材に分かれます。成果を残せない人材には、次のような特徴があります。
 
 ・目標を小さく設定する。
 ・チームの目標が達成できていないのに、その反省が甘く(要因分析と今後の対応、具体的なアクションプランが不明瞭で)、チームとしての今後の取り組みに自らがどう貢献していくかといった考えがない。目標未達の原因を「他責」に求め、「自責」を免れようとする。
 ・自己の目標についても達成できていない場合、言い訳や保身のための発言ばかりが目立つ。かりに自己の目標に到達していたとしも、自己の「功績」を語るに終始するばかりで、チームの目標の未達については、言葉が少ない。こうした人材は、往々にして日々の取り組みの中で面倒な仕事はほかの仲間に押し付けて分では自分で決めたやりたいことしかしていないことが多い。また、より高いレイヤーでどうすべきか考えたり、それを会社に提案してチャレンジングに取り組むということが少ない。
 ・そもそもなぜ生きるのか、なぜこの仕事をするのか、なぜ目標を決めるのか、といったことを理解し、そうした目的や目標を必ず達成するんだという意気込みで、仕事に取り組んでいない。したがって、発想や取り組みが、小さく、遅い。さらに、その小ささや遅さを自己肯定してしまっているところがある。結果、仕掛けレベルこじんまりした仕事に終始し、仕組みレベルの仕事ができていない。換言すると、ごく狭い範囲で単品をセリングするようなことに終始し、カテゴリーを新たに創造したり、大きな顧客創造に継続的、発展的につながっていくようなマーケティングやイノベーションを実現できていない。そういう仕事ができないために、量をこなすことで、仕事をしているような気分になってしまっている。
 ・姑息なサラリーマン気質があり、社会をより良くしようとするビジネスマン気質がない。
 
 逆に、成果を残す人材には、次のような特徴があります。
 
 ・ビジョンがあり、大きな目標にチャレンジしようとしている。
 ・発想は大胆だが、取り組みは堅実。考えること以上に、実践することが好きで、仕事へのモチベーションが高い。
 ・職業(プロ)意識が高く、仕事に対して責任意識が強い。
 ・必要と感じれば、自ら進んで"泥仕事"にもあたる。
 ・イノベーションや改善が大好きで、常に新しいことにチャレンジしようとしたり、あるべき正しい状態にしようと努めている。
 ・今日した工夫や努力が、明日以降にもつながるような仕事の仕方をしている。
 ・ウィークタイ(会社外での弱いつながり)を大切にし、異なる二つの掛け合わせで、何かを生み出そうとしている。
 ・チーム意識が強く、仲間を大切にし、チームや組織の目標の達成を目指している。
 ・普段から学習意欲が高い。
 ・ビジネスマンであり、サラリーマンでない。
 
 みなさんは、どうでしょう。世の中の多くの起業家やイノベーターの恩恵に黙ってあずかるばかりでなく、大なり小なり、起業家気質、イノベーター気質をもって、世の中を前に進める仕事をしてほしいと思います。
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by fit_business | 2015-06-01 13:56 | 今日の編集部