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夏への扉
こんばんは。皆さん夏バテしていませんか?
平井です。

読みたい本と、読まなければいけない本がありすぎて、かといって手元にあれば読み始めることを我慢できず、いまは節操なく7冊くらいを同時に読み進めています。
そのなかの1冊が、ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』。アメリカの代表的なSF小説です。SFにまったく縁がない私も、2年前くらいに古屋さんが勧めてくれたとき、すぐに惹き込まれて一気に読みました。夏になると引っ張り出して読みたくなるのはすばらしいタイトルの力であって、実際の物語は冬が舞台です。冷凍睡眠〈コールドスリープ〉とタイムマシンで主人公が時間を移動して、「人生の冬」とでも言うべき、冴えない現実や卑怯な裏切りを気持ちよくひっくり返していく、真っ青な風がざあっと通り過ぎていくみたいな小説です。

ストーリーも文句なく楽しいのですが、私がこの小説を好きなのは、人が前に進むこと、進化することへの絶対肯定があるところです。「夏への扉」が象徴するのは光に溢れた「未来」。愛すべき主人公が相棒である猫のピートと一緒にひたむきに前へと進んでいく姿には、理屈抜きで元気をもらえます。
「未来は今よりもっとよくなっているんだ」という思いは、誰にも否定できない、人の持つ強さの根っこみたいなもの。暑い暑い真夏の日差しを浴びながら、夏休みの子どものような気持ちで読んでいると、夏バテなんかどこかに飛んでいく気がします。
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by fit_business | 2008-08-04 20:54 | 今日の編集部