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フィットネス業界、新時代へ
子どもが1歳5ヶ月となり完全普通食になったことを期に、ようやく重い腰を上げて料理に取り組みはじめました岩井です。でもまだ朝ごはんだけです。そんなこんなでブログ更新が遅れてしまい、申し訳ありません。。

昨日は、第17回フィットネスビジネス勉強会がありました。そこで、フィットネス業界が新しい時代に入ったことを確認できたことが2つあったので、それをご紹介したいと思います。

一つは、シンコンサルティングの田村真二さんの講義で紹介があったのですが、女性サーキットスタジオとして米国で生まれたカーブスが日本でも1,000店舗を超えたとのニュースです。フィットネス業界で店舗数で1,000の単位を超えたのは初めて。そして、他業界でも1社の店舗数が1,000店を超えるというのは、一つの大きな一歩とのことで、日本のフィットネス業界が新たな時代を迎えた出来事となっています。

もう一つは、昨日の勉強会でテーマ「ティップネス都心戦略と新ブランドTIP.Xの事例」としてご講演いただいた、TIP.Xのマーケティング戦略に新時代の到来を感じました。これまで日本のフィットネスクラブのマーケティングは主に、立地と人口動態をベースに、何となく人口の中心層にターゲットが置かれ、何となく競合クラブに対してポジショニングするという感じで、マーケティングの概念を感じさせないクラブも少なくない印象さえありました。それが、TIP.Xさんはセグメンテーションの軸が、その人のライフスタイル・志向性といったところに置かれていて、これまでとは全く違う切り口でのセグメンテーションと明確なターゲティングがされいます。そしてそのターゲットした顧客に徹底的にすべてを整合させたマーケティングをブレなく実現されようとしています。

今年3月に米国視察に行った時、米国では各クラブのマーケティングがますます進化して精緻になっていたので、すごいなぁと思っていましたが、日本でもそうしたクラブが誕生したことに、新しい希望の光が見えた気がしました。何より、実際にそれにチャレンジし、そのクラブが実績を出し始めていることが嬉しく思いました。TIP.Xさんの戦略は都心だからできるという見方もありますが、どの立地でも、各クラブが改めて自クラブや自ブランドのマーケティングを見直して、安易に価格競争したりサービスやプログラムを拡充するのではなく、ターゲットするお客様にとっての顧客価値で勝負していくことで、まだまだフィットネスのマーケットは広げられると感じました。
by fit_business | 2011-06-23 13:32 | 今日の編集部