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村上春樹がカフカ賞
こんにちは、田辺です。

今日は、こんなニュースが流れました。
村上春樹氏にカフカ賞

フィットネス編集部にも、村上春樹の『海辺のカフカ』が置いてあったような。
実は僕、ちょうど昨日『スプートニクの恋人』を読んだので(この季節になると、なんだか読みたくなるんです)、タイムリーでびっくりしました。
大学には村上春樹ファンが沢山いました。かくいう僕も大学に入ったばかりのころは『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』が、小説の中でも一番好きだ、と、聞かれるたびに答えていました。

 大学生とかって、メジャーなものは敢えて避けたがるものなので、とくに文学部だった僕は、「村上春樹ファンだ」と声を大にしていうのが、どこかはばかられるところがあったのを、くすぐったく思い出します。その割にみんな、村上春樹で卒論を書いたりするんですけれども。そんなわけで、なんだかんだ、いろいろな思い入れがある作家です。
 中学3年の時、どこか気の合っていた女友達から「田辺はこういうのを読んだ方がいいよ」と渡されたのが、『ノルウェイの森』でした。その友だちの言葉の真意は、わかるようでわからなかったのですが、それが、いままで読んだ小説とは違うものを感じながら読んだ、初めての村上春樹作品でした。懐かしいなぁ。

 どうやらこの「カフカ賞」ですが、昨年と一昨年の受賞者は、ともにノーベル文学賞を受賞しているとのこと。なんだか期待してしまいますね。予備校に通っていた時、国語の講師が「次にノーベル文学賞を取る日本人は、吉本ばななか村上春樹だ!」と力説していたのが、現実になるんでしょうか。

 ちなみに、その講師はこんなことも言っていました。「村上春樹の作品は、面白さがわかる新世代と、意味がわからないという旧世代にくっきり別れるんだ!」

 どっちが良いも悪いもないですが、あなたは、どっちですか?
by fit_business | 2006-03-24 00:57 | 今日の編集部