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運動と発汗の分離
 こんにちは。編集長の古屋です。

 出張から帰ると、『日経トレンディ』12月号が届いていました。「そうか、確か1ヶ月前くらいに取材を受けてたっけ。」中に入っていた別冊の「ブームの発火点」をパラパラとめくっていていたら「運動と発汗の分離」という記事を見つけ、思い出しました。「運動と発汗の分離?ん?政治と宗教の分離や資本と経営の分離なら話題としてよくあるが、運動と発汗の分離とは。この記者、なかなかおもしろいフレーズで、まとめたな。」記事を読み進めるうちに、なるほどと思いました。その記者は、こう記しています。「かつては、汗をかきながら長時間激しく体を動かすエアロビクスが主流だった。しかし、日本人の体力低下により、運動量が少なく、汗をあまりかかない、ヨガ、ピラティス、サーキットトレーニングに人気が移る。一方、運動でかかなくなった汗は、岩盤浴やゲルマニウム温浴、ビクラムヨガなどで流すようになった。」今もまだエアロビクスはそれなりに地方を中心に人気があることやヨガ、ピラティス、サーキットトレーニングでたくさん汗をかく人もいること、エアロビクスなどの運動で思いっきり汗を流して、なおかつ岩盤浴などでも汗を流そうとする人もいることなどといった細かな指摘もできないわけじゃないが、そんなことよりざっくりとトレンドを示すことに主眼を置いたこのマガジンなら、こういう書き方でいいんじゃないか、大きな流れはそのとおりかもしれないって思いました。この記者は、他にも「脂肪コンシャスから筋肉コンシャスへ」とか「隠れた真のキーワードは汗」とか「男子禁制のコミュニティ」とかユニークなフレーズで現代女性のフィットネストレンドを斬っていました。興味のある方は、買って読んでみてはいかがですか。
by fit_business | 2006-11-10 22:03 | 今日の編集部