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サービスの濃度
おはようございます、高橋です。

その時のふところ次第でお手頃な立ち食いそば屋さんを利用することがあります。立ち食いそば、といってもきちんとお行儀よく座って食べることのできるお店です、念のため。最近は若い女の子や、きれいに装ったOLさんの利用する姿が増えてきていて、男性だけが行く場所、という印象は薄らいできていますね。
速さをウリにしたお店はサービスも淡白なところがあります。私の行くお店も例外ではありません。ところが最近、1人の店員さんの出現により変化が現れました。最小限しか発せられいなかった「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」が頻繁に利用者に向けて投げられるようなったのです。正直言うと、かなり煩わしい。入店して「いらっしゃいませ」自販機の前にたつと「いらっしゃいませ」、食券を手渡すときにも「いらっしゃいませ」・・・。その後は「ありがとうございました」の連続になります。トレーを返すとき、出入り口に立った瞬間、ドアーを開けてお店から出るとき・・・。出入りするすべてのお客さんに向かって繰り返されるので、食べていると落ち着きません。
お店のコンセプトによって提供すべきサービスの度合い、というものがあると思います。速さをウリにしたお店は淡白に、そうでないお店は丹念にお客さまの満足に足るサービスを提供する必要があります。少なくとも立ち食いそば屋さんに、濃密なやり取りは必要ありません。冷たく無愛想な印象だったおじちゃんが少しやわらかくなった気がするのはうれしい限りですが。
by fit_business | 2007-03-01 08:57 | 今日の編集部