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フィットネスファーストの人材戦略
 こんばんは、岩井です。
 クアラルンプールは都会でびっくりしました。アジアはどこもかしこも経済成長中という感じなのでしょうか。その流れに乗ってフィットネスファーストがアジアでもすごいスピードで店舗展開をしようとしています。
 スピーディな店舗展開をしようとするといつも課題になるのが、優れた人材の確保ですが、フィットネスファーストは、今回新たな取り組みをスタート。なるほど、と思ったのでご紹介します。

 これは「フィットネスファースト スカラシッププログラム」と名づけられたもので、マネジメントの資質を持つ人を異業種から募集して、入社後にフィットネスビジネスの知識やスキルを習得して貰い、マネジャーとして活躍して貰おうとするもの。
 まず採用は異業種で35歳までのビジネス感覚がある人にターゲットして、一般のビジネス雑誌や媒体に求人情報を掲載。応募した約120人の人に、適正テストをしたのだそうです。このテストは、予めフィットネスファーストで実績を挙げている人材に共通するコアコンピテンシーを抽出して、そのコンピテンシーを持っている人が合格する、というもの。そこで20人程度の人が選ばれて、そこから短期集中の研修が1ヶ月あります。内容は当社で先日開催したフィットネスビジネススクールの超充実版。「リーダーシップ」「人的資源管理」「パフォーマンスマネジメント」「会員種別」「入会申し込み書と契約」「クラブオペレーション」「プロのセールスとオリエンテーション」などなどの講座に加えて、今回のアジアパシフィックフォーラムの全講座が、研修として位置づけられていて、世界の経営者やコンサルタントの講義を受けるという内容になっています。
 その後5ヶ月間店舗でマネジメント職としての試用期間を経て、一定の評価が得られた人から即マネジャーとして活躍して貰うという構想です。

 アジアパシフィックフォーラム中、ずっと彼らとも一緒でしたが、とても明るくて、親しみやすく、賢こそうな方々でした。聞くとファイナンスやマーケティングの仕事をしていた人やスチュワデスだったという人も。来年には、彼らもマネジャーとしてアジア各国で活躍しているのでしょう。世界的な成長企業ならではの新しい取り組みに期待感を持ちました。
by fit_business | 2007-11-06 22:31 | 今日の編集部