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アメリカの大統領選で思うこと
中島です。

最近、気になるのはアメリカの大統領選です。正直、仕組みがいまいちよくわからないのですが、民主党のヒラリー候補やオバマ候補が、もし大統領ということになったらどちらが選ばれても歴史的なものになるのでしょう。こうして海を越えて連日ニュースが伝わってくるくらいなので、向こうでは4年に1度のビックイベントなのではないでしょうか。

それに比べて、日本の選挙はどうも盛り上がりに欠ける気がします。先日、大阪の府知事にタレント弁護士の橋下徹氏が当選しましたが、私は橋下氏以外の候補者を知りませんでした。その人物がどういった人なのか知らないということではなく、誰が出馬したのか名前も知らないということです。私が時事問題に疎いだけだと言われればそれまでですが、そんな私でも橋下氏はもちろん知っています。そういう人はけっこう多いのではないでしょうか。そう考えると、宮崎の東国原知事といい(知事になった後も、ご活躍されていらっしゃいますが)、日本の場合はまず知名度ありきなのかなという気がします。そういう意味でいくと、ファーストレディだったヒラリー氏はともかく、今回一躍有名になったオバマ氏はすごい人だなと思いました。

日本の選挙ももっと話題性があれば盛り上がるのかなと思う一方で、鳴り物入りで就任した安倍元首相が問題続きで辞職してしまったのに対し、福田首相は派手さはないものの、特に大きな障害もなく、先日の肝炎訴訟のようにたとえ問題があったにしても淡々と職務をこなしているように思います。タイミングによるところもあるのかもしれませんが、そうやって周りが気付かないうちに飄々と何かをやってのけたり、大きなトラブルになる前に処理してしまっているのかもしれない、あるいは叩かれても精神的に参ったりしないということであるなら、それはある種の才能といえるかもしれません。

 そう考えると、話題性はもちろん大事ですが、職務を遂行する力というのが何より重要ではないかと思います。かといって話題性や知名度がなければ、選ばれるものも選ばれません。当然それらすべてをコーディネートした候補者が勝つということなのでしょう。ともかく、大統領選では予備選・党員集会が集中する2月5日のスーパーチューズデーが楽しみです。
by fit_business | 2008-02-04 08:50 | 今日の編集部